小陰唇縮小術とは
小陰唇縮小術とは、小陰唇をバランスよく、小さくする手術となります。
余分な小陰唇を切除し、大きさと形を整えて縫い合わせることで、自然できれいな形に整える施術です。小陰唇は繊細な部分のため、治療には高度な技術が必要ですが、丁寧な施術を行えば回復が早く、手術跡も目立ちません。
小陰唇が肥大していると、痛みを感じたり、こすれて色が黒くなってしまったり、陰唇と小陰唇の間に恥垢という部位にアカがたまりやすくなり悪臭の原因になることもございます。
こんなトラブルでお困りの方
左右差
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両方を切除した方が良い場合と片側だけでも良い場合があるので、必要な部分のみを切除するようご提案いたします。
ギザギザ
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なめらかで自然な形となるようデザインします。
肥大
…
患者様のご希望に沿った、医学的に理にかなったデザインをします。
黒ずみ
…
黒ずみ部分を切除することで、色と形を同時に治療することができます。なお、切除後、切った部分がまた黒くなることは基本的にありません。
施術までの流れ
カウンセリング
当院は女性スタッフと女性医師のみです。気になっている点を詳しくお聞きします。デリケートな内容のため、診察で医師にお悩みの点を全て伝えられる人の方が少ないです。専用の問診票に沿ってチェックを入れれば細かいことまで医師が把握できるような問診票となっております。
デザイン・イメージ共有
診察では、患部の計測(長さや、色測計を用いた色のチェック)を行い、状態をきちんと評価します。手術のイメージの共有と、小陰唇(副皮)の切除する範囲を細かく決定し、デザインを行います。
麻酔
麻酔を行い、十分に効いているのを確認します。
手術
デザイン通りに小陰唇を切除したのち、傷跡が目立ちにくくなるよう、丁寧に縫合していきます。傷は溶ける糸を使用して縫合するため、抜糸の必要はありません。手術そのものにかかる時間は、30分程度です。
アフターケア
施術が完了し、体調に問題がなければ、術後の経過やアフターケアの方法についてお伝えいたします。その後、ご帰宅いただけます。
術後の痛みとダウンタイム
ここからは、小陰唇縮小術の術後の痛みと注意点、ダウンタイムの症状について説明します。
小陰唇縮小術後の痛み
小陰唇縮小術の術中は、麻酔が十分に効いているのを確認してから処置を始めるので、痛みを感じる事はありません。麻酔が切れると多少の痛みを感じます。もし、術後の痛みが心配な場合は医師に相談してください。
ダウンタイム時の症状
ダウンタイム時の症状として、痛み、腫れ、内出血、少量の出血などがあります。時間と共に徐々に落ち着いていきますので、ご安心ください。傷跡が自然な状態になるまでには、1カ月程度かかるのをご了承ください。
術後の注意点
術後の注意点 | 小陰唇は血流が豊富な部位です。術後に出血がみられることがあります。 |
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時間の経過とともに落ち着いていきますので、ご安心ください。傷跡が自然な状態になるまでには、1カ月程度かかります。 | |
出血があっても軽度の出血のケースがほとんどです。術後は生理用のナプキンをご使用ください。 | |
個人差が大きいのですが、痛み、腫れ、内出血など、術後には症状が現れる可能性が否定できません。 | |
生活上の注意点 | シャワーは当日から浴びることができますが、浴槽への入浴は1週間後からとなります。 |
激しい運動や性行為は1ヶ月ほど控えてください。また、手術当日の自転車・バイクなどの運転は控えてください。 | |
術後の検診 | 溶ける糸で縫合するため、抜糸の必要はありませんが、経過を確認する為、1週間後に検診を行います。必ずご来院ください。 |
小陰唇縮小術に関するよくある質問
小陰唇縮小術は保険適応ですか?
保険適応外です。稀にインターネット上で保険適応も含め提示しているクリニックもありますが、現状では医療機関が保険を適応させる事はできません。自費診療は保険診療と比べるとコストはかかりますが、その分保険ではカバーできないような快適かつ安全な最高の医療を提供することが可能です。
小陰唇の大きさは通常どのくらいですか?
小陰唇の大きさは人によって異なります。一般的な目安としては大陰唇から少しはみ出すくらいであれば平均的です。
小陰唇縮小術をした後にまた大きくなることはありますか?
そういった心配はございませんので、ご安心下さい。
入院は必要ですか?
どの治療も日帰りでお帰りいただけます。
術後の性交渉
ワンデー(抜糸なし)は2週間、抜糸ありは1ヶ月後から可能です。(仕上がり・痛み・ダウンタイムには個人差があるため、術後の経過によってこの限りでない場合がございます。)
縮小手術後、性交渉で不感症になるなど支障はありますか?
切除縫合したあと一時的に鈍くなることはありますが、神経を傷つける心配のない手術ですので、傷が治るにつれ元の感覚にもどります。
痛みが心配です。
当院では通常、静脈麻酔下に手術を行いますので、始めから最後までお痛みを感じることなくお受けいただけます。
出産に影響はありますか?
出産にかかわってくる膣の働きには影響しませんので、出産での影響の心配はありません。
小陰唇の黒ずみをとることはできますか?
小陰唇縮小の手術で黒ずみが気になる部分を取り除くことで、改善することが可能です。
小陰唇とクリトリス包茎は同時に治療できますか?
可能です。小陰唇とクリトリス包皮は繋がっており、小陰唇が大きいとクリトリス包皮も余る傾向にあります。小陰唇と余ったクリトリス包皮を同時に切除すると、見た目の改善にも感度の向上にも繋がります。また、クリトリス亀頭と包皮の間に汚れ(恥垢)も溜まりづらくなり、清潔を保ちやすくなります。